「母の日には贈り物をするもの」昔からそう思っていました。
世間一般にそう浸透しているから、母の日の売り場はあんなにも華やか。
夫と結婚してから2年目くらいまでは母の日にプレゼントを贈っていたのですが、それ以降はやめて、母の日にプレゼントを贈ることは我が家の恒例行事から外れました。
理由は、夫が元気でいること以上のプレゼントはないと知ったから。
その経緯や、母の日にやっていることについてお話しします。
すべての家庭・お姑さんに適用できる話ではないかもしれませんが、嫁姑問題に悩んでいる方や、これから結婚する方にとってほんの少しでも参考になれば幸いです。
よかったら、最後までお付き合いください。
夫が元気でいることが一番のプレゼント
「物をもらうより息子の声が聞きたい」それが、私のお義父さんとお義母さん揃っての願いです。
母の日のプレゼントはむしろ気を遣う
2年ほど前に、母の日ギフトを贈った後にお義母さんからお礼の電話がありました。
「毎年大変だから、もうこういう物は大丈夫」と。
夫の見解によると、「もともと物をもらうと気を遣ってしまうたちだから、遠慮じゃなく本当にいらないんじゃないかな?」とのことだったので、母の日ギフトは一旦廃止することにしました。
息子からの電話は涙を流すほど嬉しい
夫は特別な用事がないと、実家には電話をしません。
よっぽど母親と仲が良い人でなければ、わりと一般的かなと思います。
なので普段から夫には「実家に電話をかけてみたら?」と言って、2〜3ヶ月に1回は電話をかけるよう提案します。
決まって一旦は微妙な反応をするのですが、「じゃかけてみるか〜」と言って発信。
すると、義両親は息子が電話をかけてくれたことに感激して涙。
私の両親は普段忙しくしていることもあって、なんなら私のことは後回しくらいの雰囲気なので、そのギャップに最初はびっくりしました。笑
電話するタイミングは、手作りの野菜をいただいたときはそのお礼で、その他は本当になんでもないとき。
当然重要な話は何もありません。
・元気かどうか
・兄弟、孫の話
・最近あったできごと
・天気や気候、地震の話
こんな、平凡な内容です。
それでも、声を聞くだけで泣くほど嬉しいと言って喜んでくれます。
その様子を見て(聞いて)、行事のときにも必ずかけてあげようと決心したのでした。
メインは夫、私はおまけで添えるだけ
くれぐれも忘れてはいけないのは、お義母さんが声を聞きたいのは夫(息子)であって、私(義娘)ではないということ。
メインディッシュの横にいるパセリのように、脇役に徹します。
必ず、電話をかけるのは夫、最後に切るときも締めは夫。笑
私はあくまでおまけなので、途中で少しかわってもらって近況や義両親の健康状態について話したり、お礼を伝えたりするだけです。
以上、義母への一番のプレゼントについてお話ししました。
母の日に限らず、夫が元気でいると定期的にお知らせすることで義両親が安心し、健康で長生きしてもらえたら。
きっと家族全員が幸せなはずです。
そして穏やかな嫁姑関係を築くことにもつながるのではないかと思っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。