子宮内膜ポリープは、名前のとおり子宮内膜にできるポリープです。
子宮内膜ポリープについて知りたい人
子宮内膜ポリープってどんな症状?手術や入院って必要なのかな…
本記事はこういった疑問をもつ方に向けて、実際に子宮内膜ポリープの摘出手術を受けた私の体験談をお話しします。
よかったら、最後までお付き合いください。
症状などは個人差がありますので、あらかじめご了承ください。
子宮内膜ポリープが発覚するまでの症状
子宮内膜ポリープが発覚するまでの検査
子宮内膜ポリープ摘出手術を受けた理由
子宮内膜ポリープ摘出手術を受けた体験談
子宮内膜ポリープ摘出手術を受けてよかったこと
子宮内膜ポリープが発覚するまでの症状
ここでは、子宮内膜ポリープができているとわかるまでの症状をまとめました。
以下の3つです。
・明らかに強い生理痛
・不正出血があった
・レバーのような血
では、詳しく見ていきましょう。
明らかに強い生理痛
子宮内膜ポリープが発覚する直前には、以下のような生理の変化がありました。
毎回寝込むほどの生理痛
明らかに前より強い痛み
以前から生理痛はあり、数ヶ月に1回くらい鎮痛剤を飲んでいたのですが、それが毎回寝込むほどに。
明らかに痛みが増しているのを感じていました。
気になっていましたが、ストレスのせいだと思い、通院などはしませんでした。
不正出血があった
「これは何かおかしいぞ」と感じはじめたのは、急に出血したときです。
生理の時期ではなかったため、出先でスカートを汚してしまいました。
すぐに近所のクリニックにかかったのですが、「排卵出血(排卵日前後の出血)でしょう」と診断。
そのまま様子を見ることにしました。
今考えれば、それもポリープの症状だったのかもしれません…
レバーのような血
生理のとき、3cmくらいの大きい血の塊が出たことがあります。
怖かったので、これをきっかけに別のクリニックを受診することにしました。
子宮内膜ポリープが発覚するまでの検査
子宮内膜ポリープができているとわかるまでに、以下の2種類の検査を受けました。
・エコー検査
・子宮鏡検査
それぞれ見ていきましょう。
エコー検査
近くのクリニックでエコー検査をしたところ、1.5cmほどのポリープがあることが判明。
手術ができる病院に紹介状を書いてもらい、紹介先の病院で2回目のエコー検査を受けました。
子宮鏡検査
その後、ポリープの様子をより詳しく診るため子宮鏡検査を受けます。
この検査は、子宮に胃カメラのような検査器具を挿入し、子宮内の病変を診るというもの。
麻酔はなしです。
5〜10分程度と短時間で終わりますが、子宮内に生理食塩水を流して検査するため、生理痛のような痛みを感じたのを覚えています。
その直後、私は痛みを我慢したので脳貧血になり、倒れてしまいました。
この検査は、私のように苦手だと感じる方もいるかもしれません。
看護師さん
子宮鏡検査で気分が悪くなる方もいらっしゃるんですよ。頑張りましたね!
そう言ってくれた看護師さんの優しさが沁みました。痛みがツラいときは、無理せず伝えましょう!
子宮内膜ポリープ摘出手術を受けた理由
子宮内膜ポリープは、すぐに摘出するほどの緊急性がある症状ではなかったのですが、私は手術を受けることに決めました。
その理由は、こちら。
不正出血などの自覚症状がある
摘出しないと悪性かどうか不明
妊娠を望む場合、着床しづらい
では、順番に見ていきます。
不正出血などの自覚症状がある
手術を受けることを決めた一番大きな理由が、不正出血や生理時の痛みなどの自覚症状があったことです。
前述したとおり、出先で出血してしまったり毎回痛みで寝込む状態だったため、少しでも早く不安から開放されたいと思いました。
摘出しないと悪性かどうか不明
検査結果は「悪性の可能性が極めて低い子宮内膜ポリープ」とのこと。
ですが、実際のところ摘出して検査をしてみないと、悪性かどうかわからないそうです。
そういった説明があったことも、手術をしたいと思った理由のひとつでした。
妊娠を望む場合、着床しづらい
担当の医師の話では、子宮内膜ポリープができている状態では、受精卵が子宮に着床しづらく、不妊の原因になる可能性があるとのこと。
すぐに妊娠を望んでいたわけではないものの、いつか悩むときがくるかもしれないと思い手術を希望しました。
子宮内膜ポリープ摘出手術を受けた体験談
最初に検査を受けてから、手術までは約3ヶ月。
ここからは、実際に入院して手術を受けたときの体験談をお話しします。
入院前日の流れ
私の場合は、2泊3日入院しました。
前日のお昼ごろ病院に行き、入院手続きを済ませます。
その後手術の説明を受けたり、薬剤師さんから下剤などが処方されたり。
慌ただしく準備が進んでいきました。
初めての全身麻酔での手術や、入院自体も小学校以来だったので不安でいっぱいでした。
手術当日の流れ
当日の朝、食事などはとれません。
点滴がつながれた状態で、手術室まで普通に歩いて行きました。
手術台に横になり、ドラマで見たことのある手術用のライトに照らされます。
看護師さん
チクっとした後、麻酔が入るときに痛みがあるかもしれません。麻酔入れますね〜
すぐに冷たい水が点滴から流れた感覚があり、手術後に起こされるまでの記憶はありません。
緊張している中、看護師さんが和やかな雰囲気で声をかけてくれて、少しリラックスできました。
目が覚めたら病室に運ばれ、意識が朦朧として震えと寒気もあったため、そのまま数時間寝ていました。
夜には、ごはんをもりもり食べられるまでにすっかり回復。
手術が終わった開放感から、薄味の病院食もおいしく感じました。
手術翌日の流れ
翌朝、意識がしっかりしていたため、簡単な診察を受けたあと退院できました。
子宮内膜ポリープ摘出手術を受けてよかったこと
ここからは、無事に手術が終わったあとの経過や、受けてよかったと思うことをまとめました。
以下の3つです。
検査結果が良性だった
生理痛が軽減された
不正出血がなくなった
詳しく解説していきます。
検査結果が良性だった
後日、手術で摘出した子宮内膜ポリープの検査結果が良性だったことを聞きました。
もし摘出手術を受けなかったら、悪性かどうかわからない不安がずっと残っていたかもしれません。
良性だとわかったのは本当によかったです。
生理痛が軽減された
生理痛自体がなくなったわけではありませんが、以前のように寝込むほどの強い痛みを感じなくなったのも、摘出手術を受けてよかったことのひとつです。
術後の痛みもほとんどなく、経過良好でした。
不正出血がなくなった
不正出血と、レバー状の血の塊もすっかりなくなりました。
術後しばらく出血があると聞いていたため、ナプキンをつけていたのですが、出血はほとんどなし。
安心して過ごせました。
まとめ
以上、子宮内膜ポリープ発覚までの症状や検査、手術の体験談などのまとめでした。
今回手術を受けたことで、身体の不調を感じたら、早めに病院に行くべきだと実感しました。
ちょっとした不調だとしても、自分で判断せず病院で相談してみましょう。
少しでも参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。